旅する教師の業務報告

「旅する教師」として「みんなを自由にする」活動をしています。ご査収ください。

会議での一コマ、あるいは『授業の責任は誰にあるのか』について。

今回は短文。
(本当はいくつか書きかけの記事があるのだけど、内容が多くなりすぎてまとまらずにいる)

この前、数学の先生方の会議でちょっと気になるやり取りがあった。(※以下、公開用に内容を一部編集しています)

「授業で使っている問題集の解答ですが、あれまだ配布してませんよね?」
「そうですね」
「夏休み前に配布しませんか? 夏休みに復習したい生徒もいるでしょうし」
「え、でもあの問題集、夏休み明けも使いますよね?」
「使う予定ですね」
「じゃあ、解答配ってしまうのはまずいのでは?」
「たしかに、分かっていないのに分かったつもりになって授業を聞かなくなる生徒が出てきそうです」
「予習復習に問題集を使いたい生徒はどうしますか?」
「個別に解答を切り貼りして渡すのが良いのでは?」
「問題集は授業で使う教材なので、その対応がいいでしょうね」
「教科書の練習問題も同じ扱いですしね」

会議の決定事項なのでこの結論自体にとやかく言う気はないけれど、

『授業は誰が何をするためのものか』
『授業の責任は誰にあるのか』

を先生方で議論したくなった。

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その後、生徒に報告がてらこの話をしたら、一言

「え、それって何で生徒に聞かないんですか?」 と。