【島生活】まさかの到来、ヨコワウィーク
この前のブログで「運がよければ」と書いていたヨコワウィーク。
まさかの本日到来。
ヨコワとの出会いは2年前。
いつものように魚屋さんに行って、今日はハマチがおいしそうだなーなんて魚を眺めていたら、ご主人が
「いやー、先生、今日はコレでしょ!」
と指差したのが、僕にとっての初めてのヨコワ。
ハマチは大きめのが1匹で800円くらいなのに、ヨコワは切り身で2000円〜2500円。
「ちょっと高いですけど、これ何の魚ですか?」
なんて無知丸出しで聞いたら(島の魚屋は本土のように魚の名前は貼られていない)、
「ヨコワだけん、ここらじゃ結構珍しいし、おいしいよ」
と。まぁ、そう言われたら仕方ないし、このご主人には(本当に)いつもお世話になっているので『だからヨコワって何なんだ…』って思いつつも買いましたよね。
家に帰って調べて驚き。
「ヨコワ」ってマグロの幼魚だったのか!
(てかマグロって出世魚だったのか!!)
で、とれたてのマグロがこのサイズで2500円だったのか!
…その日の人生初ヨコワはめちゃくちゃおいしかった。しかも結構大きなサイズだったから、赤身もトロも大トロも、食べてもなかなか無くならない! ――島の1年目で衝撃的だったことの上位はヨコワとの出会いかもしれない。
ということで、今日の魚屋さん。
ヨコワばっかり。
ご主人からのヨコワ情報はこちら
- 隠岐でとれるヨコワはクロマグロの幼魚
- 「ヨコワ」ってそういえば山陰の呼び名なのかもしれない
- マグロの数量が減ってる関係で、小さすぎるヨコワはとっちゃいけない
- さらに1年間でとれる数量が決まっているから、なかなかヨコワは出回らない
- 隣の島は規定数量にすぐ達してしまうので、それ以降にとれたヨコワは全部海に戻してしまう
- ただヨコワももちろんマグロと同じく泳ぎをやめると死んでしまうので、海に戻すと言っても捨てるに等しい
- もったいない
で、さらに
- ヨコワを食べるときは血抜きして、1日〜2日熟成させるとよい
- 血抜きは、皮をむいて、血合いをとって、キッチンペーパーに包んでおく
- 冷凍するならさらにラップを巻く
- カマは最初にとる。いちばんおいしい。
とのこと。
で、そんな感じでさばく。
(さばくのにかかった時間は半身あたり15分くらい。意外とかかったな…)
さっそく食べたいところだけど、熟成の力を信じて今日はカマ焼きと中落ちのタタキをいただくとしよう。