【島生活】シマメイカとアオリイカとイカウィーク
年末年始に会った友人らに教員としての話をするかたわら、僕の離島での生活を話したところ、「オモシロそうだね」「離島の生活興味ある。もっと知りたい」とコメントをいただきましたので、今後教育論に交えてこんな話もブログに上げていこうかな、と。
島の方から見るといろいろ見当違いとか知識不足もあると思いますが、移住者の与太話としてご笑覧を。
ここ数日、近所の魚屋さんがすごかった。
昨日の店内は見たことないくらいにイカだらけ。今年はイカが全般的に不漁だったこともあって、壮観な光景だった。
写真は今日のシマメイカ。昨日はこれが10倍くらいあったイメージ。ちゃんと撮っておきたかったな。
あがっていたのはシマメイカとアオリイカ。(シマメイカと言うのは隠岐でのスルメイカの呼称らしい)
魚介類についての基礎知識がほとんどない僕はこの魚屋さんでは常に店主さんの言うがままに買うのだけど、昨日の店主さんのおすすめはアオリイカとのことで、普段あまりイカを食べない僕は正直少しひよっていた。
袋に入ったアオリイカを見ながら「こんなに食べれるかな…」「ちょっと高いかもな…」なんてつぶやいたら、
「シマメは刺し身でしか食えんけど、アオリイカは刺し身でも煮てもフライでも焼いても何でも食えるけん」
「さばいて冷凍しとけば時化のときにお客さんが来てもすぐに焼いて出せるよ」
「アオリイカ、1袋(3杯)だと1000円だけど、3袋で2000円だけん、絶対こっちの方がいいよ」
なんて言われて、やっぱりいつも通り言いなりになった。
アオリイカ3袋・9杯で2000円。
そんなこんなで今週の「イカウィーク」が決定した。
島の魚屋さんでまとまった買い物をすると、一人暮らしだとリアルに消費に1週間かかるので、個人的にそういう状態のことを「○○ウィーク」なんて呼んでいる。
ちなみにここから春にかけてハマチ・ブリウィーク、カワハギウィーク、(運が良ければ)ヨコワウィークが待っていて、春から初夏のアジウィーク、トビウオウィーク、夏のイサキウィーク、秋の甘海老ウィークなんてイベントもあったりする。
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で、さばいた。
ゲソを別にとって、身は煮物・焼き用で5杯、刺し身用で4杯。刺し身用の身を切り出したときの切れ端部分はヅケ用に、イカの耳は唐揚げ用に、切る。
かかった時間は9杯で30分くらい。イカは新鮮だと皮を剥くのに時間がかかる(と魚屋さんが前に言っていた気がする)。
- 初日(昨日)はひたすらゲソと耳の唐揚げを食べて、ヅケの仕込み。
- 今朝はヅケに納豆を混ぜてご飯と一緒に。
- 今夜は一晩寝かせて柔らかくなった刺し身に、イカと大根の煮物。
- ヅケと刺し身と煮物は友人に少しおすそわけ。
…これでも消費量はまだ半分もいかないくらい。島の我が家のイカウィークは始まったばかり。
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「イカおいしかったです!」と中間報告をしつつ今日も魚屋さんと話していたら、「アオリイカ、この前本土の魚屋で見たら1杯1600円とか書いてあってびっくりした」「シマメも1杯500円だった」とのこと。
…隠岐はそんな高級魚介類がごろごろしてるから末恐ろしい。
(そしてそんな超お買得品を、こんな素人にさらっと勧めてくれる魚屋さん、やっぱりステキだ)